vol.002 2022年夏号 1ページ
やっと、やっと。
第2回総会、開催しましたよ。

2020年8月29日に発足した、だいろく友の会。しかし、なかなかコロナが収まらず、活動報告のため年に1回開催すべき「総会」を開催できずにおりました。

そして、やっと、やっと。2022年5月21日、土曜日。遂に第2回総会を開催しました。その際は学校の講堂をお借りし、オモニ会の皆さんや先生方に沢山ご協力いただきました。誠にありがとうございました!
vol.002 2022年夏号 2ページ
やったあ。
ついに、公開で開催。
運動会。

前日までは全国各地でゲリラ豪雨があったりしたのですが、めでたく2022年6月4日、土曜日に予定通り運動会が催されました。コロナも感染者が減ってきており、私たち友の会も初めてお邪魔することができました。やったあ!
vol.002 2022年夏号 3ページ
アンニョンハシムニカ。
三年間大変お世話になりました。
短い期間でしたが「友の会」の皆様と過ごした三年間は、私にとってかけがえのない財産になりました。
引き続き、第六ハッキョにたくさんの「応援」をお願いします。
三年間、ありがとうございました。コマッスムニダ。
機会がありましたら、墨田区の第五ハッキョにお立ち寄りください。
いつでも大歓迎です。
 
東京朝鮮第五初中級学校 呉英哲(オヨンチョル)
vol.002 2022年夏号 4ページ
だいろく友の会ニュースでは、皆さんからのメールを募集しています。

・最近あった楽しかったこと
 (和む話、笑える話、ユルい話、何でも結構です)
・日々の中でお困りのこと
 (学校とは関係ないことでも何でも結構です)
・だいろく友の会へのご要望・ご意見・お問い合わせ
・そのほか

だいろく友の会ニュースに掲載してもいいよという場合は、その旨お書き下さいね。こちらのメールアドレスまで、お待ちしてます!

dai6friends@gmail.com
vol.003 2022年冬号 1ページ
ついに、2回目。
公開授業、開催!


2022年11月19日、土曜日。77年の歴史を持つだいろくで、遂に2回目の公開授業が開催されました。事前に行われただいろく友の会事務局会議で、康校長先生は言いました。
「中止、延期はしません。必ず開催します」
力強い言葉に嬉しくなり、だいろく友の会でも「公開授業を覗いてみませんか?」と、あちこちに声をかけました。

ただし、コロナウイルス感染を回避すべく、2019年での最初の公開授業のように、新聞各紙に記事にしてもらったり、SNSで情報を拡散したりということは、やめておこうとなりました。

公開授業は、保護者向けの授業参観とは別に、外部者向けに敢えて催されるものです。先生方も、毎日夜遅くまで準備に追われています。子供たちもそわそわしていることでしょう。皆さんに報いるべく、僕自身も、開催の3カ月前からあちこちに声をかけました。

この2年間の呼びかけに応じたくさんの本・CD・DVDを寄贈下さった方々や出版社にも、告知しました。僕が住む世田谷区の区議会議員にも声をかけました。

当日は、50人ほどの方々がお越し下さいました。受付は、だいろく友の会が担当。オモニ会の方々が来場者を案内し、つどつど発せられる質問にご対応下さいました。

僕自身2019年の時は初参加で、ワクワクしかなかったのですが、今回は来場者をお迎えする立場です。なんにもしていないのに、緊張しておりました。ご来場下さった方々と一緒に校内を回り、あれやこれやと説明していきました。

「少人数クラスでうらやましい」
「配布された資料に授業内容が詳細まで解説されていて感激した」
「廊下に展示されている絵が素敵」
「いい意味でセキュリティーが厳重でなく親しみやすい」
「校舎が新しくてきれい」

…といった声をいただきました。僕からは、国や都から補助金が出ていないため、皆さんがつらい目に遭っていることも伝えました。

1時間目・2時間目が終わり、子供たちによる合唱・舞踊の公演が始まりました。おお!やはりすごいぞ完成度。どのくらい練習したら、こんなにうまくなるのか?いや、そもそも備わっている才能がすごいのか。

オモニ会で販売していたおいしいもの、この日も購入しましたよ。
李朝園の白菜キムチ、きゅうりのキムチ、切り干し大根のキムチ、焼肉親鳥専門店ばかたれの親鳥煮込み、大醤のキムチぽんず。現在、自宅で絶賛おいしくいただいてます!
ホットコーヒーも購入し、その場でおいしくいただきました。

この日は、農薬・化学肥料・動物性肥料不使用で知られる、千葉県野田市・アスナロ農園から提供された「応援米」も販売されました。アスナロ農園にはこの秋、高学年の子供たちが遠足で訪れているんですね。芋掘りや野菜狩り、昆虫採集や生物観察を楽しんだそうです。120㎏ものお米を無償でご提供だなんて…とっても温かな農家さんですね!

1月は、学芸会がありますよね!
コロナの影響に左右されることではありますが、可能であれば公開制にしていただき、外部の方も来場できるといいなあ…と勝手ながら思っております。

僕が子供の頃もそうでしたが、授業参観って緊張しますよね。子供たちも先生方もオモニ会の皆さんも、お疲れになったのではないでしょうか?本当にありがとうございました!
(文責・鎌田浩宮)
vol.003 2022年冬号 2ページ
だいろくの子どもたちに、より多くの学びの機会を
大田区立図書館の団体貸出制度に、登録できました

だいろくの子どもたちに多くの素敵な本との出会いをプレゼントしたい!
そんな思いから取り組んだのが、大田区立図書館による団体貸出へのだいろく学校の登録申請でした。

だいろく学校には図書室はなく、幼稚班の各教室にある本棚や初級部1~6年生の教室のある2階の両端に図書コーナーが設置されています。

オモニたちが定期的に図書整理をし、保護者や地域の同胞の皆さんだけでなく、鎌田さんをはじめとする日本の皆さんからも寄贈されたたくさんの本が並ぶ愛情あふれる図書コーナーではありますが、日本の公立学校と比べてしまうと、蔵書の種類や、新刊・話題の図書の購入に限りがある分、どうしても物足りない部分があることも確かです。

これも、国による公的な補助がない朝鮮学校が抱える問題のひとつ…

それでも、この地域に根差した教育施設として、大田区立図書館による学校等への各種支援事業を利用できるのでは?という問題意識から、区立図書館が行っている団体貸出制度に申請してみることとなりました。

これは、区立図書館が読み聞かせや読書会など、区内での読書活動支援を目的とする 10 人以上のグループに 1 度に 100 点以内(視聴覚資料は 10 点以内)、30 日間までの貸出しを行うというものです。

読書グループや読書支援団体の定義には「保育園・民間保育施設・児童館・幼稚園等、読み聞かせボランティア団体等読書支援グループ等」とあり、さらに「大田区立図書館事務取扱要綱」の第8条をみてみると、

規則第8条第2項に規定する団体貸出券の交付を受けることができる団体は、次に掲げるものとする。

(1) 区内の公私立の小・中学校、幼稚園、保育園、児童館その他の公共施設及びこれに準ずる施設


(2) 前号に規定する団体、区立図書館、地域の家庭文庫等を常設の活動拠点として読み聞かせ等の活動をする団体


(3) 社会教育関係団体並びにこれに準ずる団体及び読書グループ


という記載がありました。だいろく学校も上記2(1)にある「準ずる施設」に当てはまり団体貸出登録できるはず!と判断し、友の会メンバーとだいろく学校の図書関係担当の先生とで学校最寄りの下丸子図書館を訪ね申請を行いたいと申し出ました。

ところがなんと!図書館の職員さんはだいろく学校の存在を知らず、「学校ですか?なんですか?」という残念な対応…しかし、予めそうした反応もあり得ると思い、学校の先生に持参してもらっただいろくのパンフレットを渡しつつだいろく学校について説明、「大田区とも、地域の皆さんとも長年交流のある学校です」と伝えました。

すると職員さんは、公立の学校以外から申請を受けたのははじめてなので、区の図書館担当部署で検討したうえで、だいろく学校に連絡するとのことでした。その後、10日間音沙汰なしだったため下丸子図書館を再訪し念押しするなどの検討を促した結果、無事区立図書館側からだいろく学校に団体申請できますという連絡がありました!

こうして公共図書館と学校を結ぶネットワークシステムを活用可能となったので、今後は園児たちの大好きな大型絵本や小学生向けの学習DVDなど、だいろくの児童・生徒たちが学校の図書コーナーにはない様々な種類の本とふれあうことができることになりました。

友の会ではこれからも、だいろくの子どもたちにたくさんの学びの機会をプレゼントするべく、活動していきます!
(文責・宋恵淑)
vol.003 2022年冬号 3ページ
学校や、町内会。
各方面へ、ごあいさつに。


コロナでなかなか伺えず、すみませんでした。
2020年に、だいろく友の会が発足しました。
東京朝鮮第六幼初級学校の支援をしているんです。
公開授業もあるので、ぜひお越し下さい!
…夏から秋にかけて、だいろく友の会は各方面へごあいさつに伺いました。

2022年8月25日は、千鳥小学校を訪問しました。
先方の早見校長先生と、辻副校長先生にお会いできました。
コロナ禍で、千鳥小も大変だそうです。遠足などでも公共交通機関は使えず、貸し切りバスを利用。また、小規模校ではバス代が高くて、実施できないこともあるそうです。公開授業は、保護者の入場者数を制限することもあるそうです。

なお、早見校長先生は池雪小学校に勤務していたことがあり、だいろくとの交流を経験しているとのこと。コロナの状況が続く限り、だいろくとの人的交流は難しいようですが、収束後は再度あいさつに伺い、池雪小の頃のような交流を要望してみます!
 
2022年10月27日は、千鳥町の北町会会長、南町会会長とお会いしました。
ここから先は、あいさつに伺った谷口滋共同代表からのレポートです。

だいろく友の会の3つの応援
①子どもたちを応援しよう
②民族教育を応援しよう
③地域との交流を応援しよう


のひとつ、地域との交流を深めるために、近隣の町会に公開授業の案内とご挨拶に行ってきました。

近隣に住んでいる子どもたちが少ないウリハッキョにとって、地域に東京朝鮮第6幼初級学校を知ってもらい、地域の学校として親しんでもらうことは、大事なことだと思います。

だいろくが地域の皆さんにとってもウリハッキョになることを「だいろく友の会」としても目標にしたいと挨拶に伺いました。
千鳥北町会長の大芦さんは連合町会長でもあり、長年にわたって地域の活動に尽力されてきた方でした。初対面の私たちを、ご自宅の町工場の事務所に案内してくださり、終始フレンドリーに接してくださいました。千鳥北町会の歴史や現状、町会会館を建てた時の苦労話などもお話しくださいました。

公開授業に参加されたこともあり、朝鮮学校と地域との交流に理解を示してくれました。ウリハッキョの地元の町会長さんのとても心強い対応に、元気が出ました。

次に、千鳥町駅前にご自宅がある千鳥南町会長の吉崎さんを訪ねました。訪ねた時、ちょうど町会の方とお話ししている最中で30分ほど待ちましたが、丁寧に相談に乗っている様子を拝見して、地域の皆さんとの相談役として忙しく活躍されている方だと思いました。

地域に永く住んでいらっしゃる方だけあって、朝鮮学校と地域とのかかわりも良く知っておられるようでした。「昔は生徒同士の争いなどもあったが、今は千鳥町の駅で子どもたちを見守る朝鮮学校の先生たちをほほえましく見ています」と話してくださいました。

11月14日に開催した、だいろく友の会の事務局会議では、地元の商店街との交流も広げたいという意見も出ました。康校長からは
「昔からある和菓子屋さんなど、地元の商店街に出かけて買い物をしている。商店の方とも顔なじみになり、朝鮮学校を知ってもらいたい」
と抱負を語っていました。

友の会としても「地域との交流を応援」するために、これからも活動していきたいと思います。
vol.003 2022年冬号 4ページ
編集後記

学校ホームページ制作の関係で、リョンジ先生やその他の先生と交流が深まっています。公開授業などでは、顔見知りになり挨拶を交わして下さるオモニの方も増えました。

贈呈した本の整理で学校にお邪魔した時は、子供たちが挨拶してくれました。こうしてだいろくの皆さんとのコミュニケーションが大きくなり、本当に嬉しいです。これからもお役に立てるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!そしてよいお年を!(鎌田)

東京朝鮮第六幼初級学校

  • ウリ(私たちの)ハッキョ(学校)です
  • 東急池上線千鳥町駅から徒歩3分
    東急多摩川線武蔵新田駅から徒歩7分です
  • 校庭はフットサル場として放課後に開放しています